読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

書かずにはいられない読書感想

文学と哲学が多いかも

『憲法への招待』 憲法の「感覚」みたいなのがわかる

f:id:takamurasachi:20170104042233j:plain

Q&A形式になっているので、わかりやすかったです。

 

「人権規定に比べて義務の規定が少ないのはなぜか?」

聖徳太子の17条憲法憲法か?」

という憲法とは何かという根本的な問題から、
「外国人にはなぜ参政権がないのか?」
という具体的な問題まで、視線が行き届いています。

 

今は憲法9条の改正の議論が起きているので、基本的な憲法の「感覚」みたいなものが掴めていないと、議論の内容も的外れなもので終わってしまうかもしれませんね。

 

とくに大学の共用科目で法律を勉強した人たちは、憲法について物申してる人達をニュースで見ると「あれ?」って思うことがあるみたいです。
私もそう感じたことあります。

 

憲法について議論には、憲法以外にも、法哲学や政治思想、国際政治学、日本文化論などの幅広い分野に目配せが利いていないと、素人だなとバカにされそうで怖いんですが、少なくとも憲法論に関しては、この1冊で、だいぶん法学徒の法的バランス感覚が身につけられると思います。

 

大学の法学部に入ったら、憲法学の権威の芦部さんという人の、分厚い憲法の教科書を買わないといけないんです。

量が多すぎて嫌になる人が続出してたので、「とりあえず、この本から読んだらいいよ」って、生協の本屋さんで紹介されてました。

法的なバランス感覚が得られるので、オススメです。