書かずにはいられない読書感想

文学と哲学が多いかも

中村文則「銃」読書感想:読みながら手が震えた本

読みながら手が震えた本。

女を撃とうかどうか迷うシーンがあるんだけど、そこの緊張感がすごすぎる。
このシーンだけでも読む価値があると思いました。

 

銃を拾って、圧倒的な美しさに魅せられて、だんだんと悪が心に染みこんで、目的の一点に向かって物語が盛り上がっていくので、いよいよかって思うと、ドキドキして手が震えました。
たった一つの力の所在によって、自分が決定されていくということの心理描写が巧みで、これを24歳で書いたのってすごすぎないかって思いました。

 

三島の金閣寺とか、奔馬も、一つの目的に向かって主人公が狂奔していくんだけど、あれは主人公の純粋性がはじめから完結してるから、迷うということがないけど、この銃の主人公の場合は、いろいろブレがあるから、どうなるんだろうって思いながら、ドキドキしながら読めました。

 

そしてあのラストシーンの、弾丸がカタカタ震えてる終わり方が、本当に最高。
天才かと思った。

 

ちょっと走り書きだけど、またいつかゆっくり書きたいなーーー。

神さまがいるって思えなくなったこと

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最近、神がいるって感覚が薄れてます。

 

昔はね、神さまが私のことそっと見守ってくれてるんじゃないかって思ってて、成人してからも、うっすらと引きずってたんだけどなー。

 

それが最近になって、ふと気づいたら、祈りの対象がいなくなってて、手を合わせても目の前に神さまがいる感覚もなくなっちゃったし、特定の宗教も持ってないから思い出し方もわからないし。

 

ひとりの少女の純真っぽさに過ぎなかったんだなって。

 

もし、神さまの感覚があのころなかったら、どうなってたんだろ。
今は自分なりの心の持ち方とかルールがあって、なんとか生きてるけど。

 

どこいったんだろう。
あの神さま。

ふつうに読書できるだけで勝ち組に見える

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ついつい、読まなくてもいい本に手が伸びるんだよねー。

しかもちょっと読んだら、飽きて読まなくなる。
虫食いの本、製造マシーンになってる。

 

「あーあ、今日も本読めなかったな」って、寝る前に自己嫌悪になるのが得意。

 

一気呵成に読まないとだめだね。
「この本を読もう」と思ったら、ちゃんとその日のうちに消化しないと、次の日になると読みたい気持ちがどっかいってる。

3時間くらいぶっ続けで読むくらいじゃないと。

 

でも平日にそんなに読めないし、どうしたらいんだろー。

だいたいさ、なめくじ読書しかできない人間にとっては、3時間あっても半分も読めないからね。

もはやふつうに読書できてるだけでも、その人が勝ち組に見えてくるよ。

 

読まないと「いけない」本を、読み「たい」本にできればいいのに。